金曜日, 7月 29, 2011

LilyPond + jEdit で楽譜作成 mac/win/ubuntu

何かいい楽譜作成のソフトを探していた。LilyPondなるものを探し当てて使い始めた。気に入った。mac/win/ubuntuでのインストールを覚書しておく。

Mac:

LilyPondは、公式ホームページから、dmgをダウンロード。展開すると、すぐに使える。このアプリだけでもそこそこOKだが、jEditも組み合わせると、さらに使い勝手が良い。
jEditは、公式ホームページから、javaインストーラーを入手。実行する。インストールされたjEditを起動した後、Plugin Managerで、LilyPondToolを導入する。このLilyPondToolを使うためには、先程のLilyPondが、「アプリケーション」フォルダーにないとダメ。

Win:

LilyPondは、公式ホームページから、exe形式のインストーラーをダウンロード。Macのアプリより、使いにくい。。。
jEditは、公式ホームページから、javaインストーラーを入手。exe形式でも良いみたい。Macの時と同様、インストールされたjEditを起動した後、Plugin Managerで、LilyPondToolを導入する。自宅ではOKだったけど、Plugin Manager がうまく動かない環境もあるみたい。
その場合は、別のwin機で、LiliPondToolを導入。
  C:\Documents and Settings\ユーザー名\.jedit
を移したら、使えるようになった。

ubuntu:

LilyPondは、公式ホームページから、.sh形式のインストーラーを入手。ルート権限にて、
  sh インストーラー.sh
を実行。静かに終わるので不安だけど。。。 .deb形式もありましたが、なにやらソースみたいで、軟弱な私は断念しました(汗)
jEditは、ソフトウエアセンターに有ったので、それで導入した。起動後、LilyPondToolを追加。LilyPondが起動できない、と言われるので、LilyPondToolのオプション設定で、LilyPondの絶対パス(/usr/local/bin/lilypond)を設定。動くようになった。

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で、その使い勝手ですが、手書きほど気楽ではないですね。私の場合、ソロギターの譜面が作れないか、と目論んでいたのですが、ギターを持ちながら書く場合、トモ藤田さんが著書で書いているように :-) 手書きが一番です。
でも、清書には良いですね。これから、慣れていくようにしたいです。

というわけで、ドキュメントと格闘しながら、だいたいは自分の書きたいように書けるようになった。手書きのときに、いかに音符以外のものを書いていたかに気づかされました。

ギターの譜面の最大の特徴は、ベースパートが多い低音部と、メロディーが多い高音部を、ひとつの譜に書くこと。GUIの簡易的な記譜ソフトは、これができない。私としては、初めてまともに書けるソフトに出会った、という思い。LilyPond的には、「ひとつの譜に複数のボイスを書く」という概念らしい。学習マニュアルの 3.2.1 項。

また、コードネームも表示したい。もちろんLilyPondにも、コードを入力する文法があって、コードフォームなども表示できる。いろいろ試した私は、どうもこれが気に入らないので、単純に音符にテキストを下に追加する機能でコードを書くことにした。

TAB譜を作る機能もあるけど、私は使わないので、省略。

ドキュメントはかなりしっかりかけているのだけど、調べながら楽譜を入力するのは、とても効率が悪い。なので、自分専用のテンプレートというか、リファレンスを作ることにした。下記に引用しますので、よろしければ使ってください。ブログではインデントがしっかり書けずに、見ずらい。。。

====

%{ multiline comment
%}

\version "2.14.0" % necessary for upgrading to future LilyPond versions.
\language "english"
\header{
title = "reference for numeru"
composer = "composer area is good for comment"
}

melody = {
\clef treble
\key c \major
\time 4/4
\set Score.markFormatter = #format-mark-box-alphabet
<< \relative c'' {

c4^"absolute oct '" c=' c c |
c^"tie ~" c~ c c~ |
c^"slur()" e f( g) |

\set fingeringOrientations = #'(right) \override Fingering #'font-size = #-7 g^"fingering-*" f-3 e-2
|

\break

c^"break line" c c c |
d^"force beam[]" f g8[ r a b] |
g4^"triplet \\times 2/3" f f \times 2/3 { e8 d c} |
c4^"chord<>" |

\break \mark \default % for A

r1^"mark [A]" |
c4^"multiple" << { e e e } \\ { d d d } >> |
a_"under strings" a a a |
r1 | \break

\repeat volta 2 {

c2^"repeat sample" d16[ r e d] f4 |

f16[ g r g] r g[ r a] r a a r r r a8 }
% % % %

\alternative { { d1 d } { e e } }

\break

<< { r4^"solo style sample" e=' g b } \\ { c='1_"C"~ } >> |
<< { c=''4 d, e f } \\ { c='1 } >> |
r1
r1

\break \mark \default % for B

r1_"similar as A" r1 r1 r1

} >> }

% don't change follows

\score {
<< \new Staff \melody >>
\layout{ }
}

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