土曜日, 9月 27, 2014

Galaxy Nexus CM11 ParanoidAndroid ROM焼き

手順が複雑になってきた。試行錯誤してわかったことを下記にまとめておく。
  → 読んでいただいている方へ ちょくちょく加筆修正します m(_ _)m

概要:アプリとデータのバックアップ、TWRP導入、ROM焼き、アプリとデータ復元、感想その他


参考(ありがとうございました!)
前提:USBデバッグモードで、PCからadbコマンドが通るようにしておく。(前回の記事)
注意全般:adbコマンドで、エミュレータデバイスが邪魔するときは、-dオプションを加える。

■ adb経由でアプリとデータをバックアップ

  • adb backup -apk -noshared -all 
PCのカレントディレクトリーにbackup.abが出来上がる。10分以上かかったかなあ。コマンドをPCから 実行すると、GN側で「パスワードを入力」旨のメッセージ。各所で書かれているように、無視して良い。
復元でどの程度期待できるかは下記。

■ ROMとgappsのzipをダウンロードしておく

PCでもGNでもよい。zipのままにしておく。今回の手順ではPCでダウンロードして、後述するステップでGNの/sdcardに転送したが、うまくやれば(途中で誤って消さなければ)GNでダウンロードして/sdcardのどこかに置いておいてもよい。

今回使ったのは下記。CyanogenModはここから および Gappsはここから
    cm-11-20140916-SNAPSHOT-M10-maguro.zip
    gapps-kk-20140606-signed.zip

CM11なので、それに対応したGappsを選ぶ、ということらしい。

ParanoidAndroidはここから得た。

     pa_maguro-4.6-BETA2-20140923.zip

ParanoidAndroidのページにGappsもあるのだが、私は上のgappsを使った。どう違うのかはよくわからない。。。

cm-11-20140916-SNAPSHOT-M10-maguro.zip では、使っていたら、起動しなくなってしまった。ということで、今現在は上記のParanoidAndroidとgappsの組み合わせで焼いたもので使っている。

■ TWRPの導入

リカバリーモードで起動:
  電源OFF、ボリュームU/D同時押しで電源を入れる。もしくは、通常起動して、下記をPCから入力。
  • adb reboot-bootloader

カスタムリカバリー TWRP の書き込み:
  リカバリーモードにする(上記)
  TWRPのイメージをPCのカレントディレクトリーに置き、PCに接続、PCから下記書き込みコマンドを実行
  • fastboot flash recovery openrecovery-twrp-2.8.0.1-maguro.img

■ 消去と書き込み

カスタムリカバリー TWRP の起動:
    リカバリーモードで起動する(上記)
    ボリュームU/Dで Recovery を選び、電源ボタンを押す。

上記参考URLから引用
  1. 「cm-11-20140210-SNAPSHOT-M3-maguro.zip」とGappsなzipをGalaxyNexusのデータ領域(/sdcard)へ移動
  2. TWRPを起動して、Wipe->Advanced Wipe
  3. 以下の項目にチェックを付けてWipeを実行
    • Dalvik Cache
    • System
    • Cache
    • Data
  4. メニュートップに戻り、Install
  5. 「cm-11-20140210-SNAPSHOT-M3-maguro.zip」を選択してFlash
  6. Gappsなzipもインストール
  7. Reboot
3番目、wipeの場所をしっかり指定することで、sdcardの内容が残っている模様。なので、ROMはあらかじめGNでダウンロードして置いておいてもよい。

PC からのadbコマンドで転送する場合:

    $ adb push cm-11-20131215-UNOFFICIAL-maguro.zip /sdcard/
    $ adb push gapps-kk-20131218_ps.zip /sdcard/


最初のリブートは時間がかかる。ブートアニメがくるくる回っているなら大丈夫だと思う。

■ アプリとデータの復元

再起動して、ネットワーク接続などはスキップして良いが、とにかくホーム画面にする。

PCに接続adbが通るようにしてから、PCのカレントディレクトリーに置いたバックアップファイルを転送する。
        adb restore ***.ab

最初、adbが通らず焦った。GN側で一度 [USB接続:MTP] を切り、再度ONにするとadbとしても認識された。

私の場合、backup.ab は800M以上あり、復元には30分以上かかった。しかも、その間GN上でいろいろ操作すると止まってしまうようだ。復元画面のまま、そっとしておくのが良いようだ。

■ その後にやったこと

今回の手順では、「モバイルネットワーク」にspmodeが書いてあり、すぐにネットワークにつながった。wipeのやり方が良かったのか、詳細は不明。自宅のwifi設定は忘れていた。

cm-11-20140916-SNAPSHOT-M10-maguro.zip は、何が悪かったのかわからないが、adb restore
後、GN側でいろいろ設定をしていたら、起動しなくなってしまった。やむなく、TWRPを起動、今度は同じGappとParanoidAndroidを焼きこんで、再度adb restoreした。(そのおかげで深夜になった 笑)
その後は調子が良い。
  • googleアカウントにログイン
  • 自宅のwifiに接続 おまけ:AOSSアプリ必須
  • 残ったデータが邪魔しているのか、LINEは起動できなかった。「終了しました」みたいなメッセージで取り付く島もない。やむなく、一度アンインストールして、再インストール。トーク履歴は消えた。
  • L-Ready Light CM11 Theme をインストール。これ、気に入った。Darkも導入。
  • google日本語入力はインストールされているがデフォルトになっていないので、デフォルトに設定しなおす。
  • CloudMagic、メールアプリの設定は消えてしまった。
  • 復元後、前の設定のまますぐに使えたものの抜粋:
    • flickr(アカウントにログインされていた), ジョルテ(すぐに自分のgoogleカレンダーが見えた), 2chMate(既読履歴が残っていた),mydocomoアプリ(ログインされていた),facebook(ログインされていた), comico
  • ダメだったアプリ、要注意アプリ:
    • LINE -- 起動できなかった
    • CloudMagic -- gmailとドコモメールの2つのアカウントを登録していたのだが、最初の起動ではどちらも忘れていた。gmailに再ログインしたら、ドコモメールも思い出したかのように見えるようになった。よくわからない。
    • 標準メールアプリ -- CloudMagic とは異なり、まったくメール設定を忘れてしまっていた。
    • 各種ホーム画面アプリ -- 全部試したわけではないが、基本的にウィジェットは忘れている。ウィジェット内でデータの保存ができるものは、再配置などすればよいのかも。アイコンの配置や、アイコンパックの割り当てなどは覚えていた。

なお、TWRPを導入したことで、GNだけでROM(とデータ)のバックアップと復元ができるようになった。これは本当に素晴らしい。ParanoidAndroidがひととおり使えるようになって、すぐにバックアップした。その後、AOKPのROMも試したのだが、APNの設定ができずに断念、しかしTWRPで復元することで、10分ほどでもとのParanoidAndroidに戻ることができた。

http://andmem.blogspot.jp/2014/08/twrp-boot.html

■ 感想そのほか

さて、半日ほど使ってみて、今まで使っていた4.3JBグローバル公式ROMとの比較ですが、

やはり「すごくヌルサク」ではないです。iPhoneから戻ってきたとき、「もっさり」が気になって、空きメモリーを常に表示して気にするようにしていたのですが、
ParanoidAndroidにして、最初は、「おっ速いかも」とも思いましたが、アプリを起動していくと、「もっさり感」は出てきます。ただ、アプリを終了させると、メモリーの開放が上手なようで、すぐに空きメモリーが増えます。だから、「爆速」ではないのですが、4.3JBの時よりはイライラしなさそうです。

また、注意事項として、使ったgappsとの組み合わせが悪かったのか、大量のgoogle関連アプリの更新がありました。それが済んでからは、落ち着いているように思えます。

電池の充電がゆっくりになった気がしますが、気のせいかもしれません。

ちなみに電源ランプは、今回の作業中、たまについていたのを見かけましたが、落ち着いた今(?)、また付かなくなりました。

お約束のバージョン表示。通知バーのパーセント、空きメモリー容量は、それ用のアプリを別途使っています。
ロック画面。確かL-Ready Darkを使ったと思う。


Playミュージック再生中のロック画面。おしゃれ~




標準の電卓が凝っていて、16進計算ができたり、
行列計算ができたり、
グラフがかけたりするようだ。


以下、おまけ。4.3JBの時から気に入っている、Holo Launcher HDと、アイコンセット UP icons の組み合わせ。アイコンセットの変更は、kitkat標準ランチャーでもできて、さっそく試してみたけど、Holo Launcher HDとの組み合わせの方が徹底的で、UP iconsで準備されていないアプリにもそれっぽく変更してくれる。すごく好き。

右上はMinimalistic Textに、ちょっと手を加えたもの。これで、通知バーを非表示にしている。

さらに、今回導入したL-Readyの壁紙を組み合わせた。




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