MacBookでネイティブで動くubuntuを、試してみたいと思っていた。
鬼門はWiFiだ。Broadcomのドライバーをインストールすれば良さそうなのだが、どうすればそれをインストールできる?
VMware上で稼働しているubuntuにドライバーをインストールし、それをリマスタリングして起動ディスクを作成すればよいのではないか、と思い立った。
結果、うまくいった。下記はその手順である。
- ライブCDの部屋から、basix-2.1_x86_64.iso をダウンロード。
- VMware上で、普通にインストールする。この時、自動ログインするようにしておく。
- 起動し、下記を実行する。
sudo apt-get update
sudo apt-get install bcmwl-kernel-source
sudo bodhibuilder backup
- 1行目、これは趣味の問題だが、「ダウンロード」などのフォルダー名を英語にする。
- 2〜3行目、肝心のBroadcomのドライバーをインストール。
- 4行目、リマスタリング作業。それなりに時間がかかる。
- /home/bodhibuilder/bodhibuilder/basix-2.1.iso が出来上がっている。USBメモリーなどを経由し、Mac(ホスト上)に移動する。
- USBメモリーなど、起動用のディスクを接続。Mac上で下記を実行。
diskutil unmountDisk /dev/disk2
hdiutil convert basix-2.1.iso -format UDRW -o basix-2.1.img
dd if=basix-2.1.img.dmg of=/dev/disk2 bs=1m
- 1行目でUSBメモリーの番号を確認。MacBook本体のストレージに手を出さないよう、十分注意。以下の [disk2] の番号を適宜変更する。
- 3行目、iso を img.dmg に変更。
- 4行目で書き込み。
ただし、Retinaディスプレイなので文字が細かい。解像度を1920*1200にすると見やすくなった。
下記サイトを参考にしました。ありがとうございました。
http://kumasan1949.zouri.jp/bodhibuilder.html
http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0298?page=1
http://simosnet.com/livecdroom/
(追記と補足)
この手法は、bodhibuilderを使ったubuntuの再構築の一つである。bodhibuilderがないとどうしようもない。ライブCDの部屋にあるBasix2.1は予めインストールされている。
Linux Mint 17.3 MATE でもリマスタリングに成功したので、書き記しておく。
上記、bodhibuilderは別途準備が必要。その前に、いろいろカスタマイズしておく。好きなパッケージをインストール、不要なものを削除、デスクトップテーマの変更、などなど。
上の「参考URL」の熊さんのページから
bodhibuilder_1.0.0_all_kuma.deb
を入手する。ただし、インストールに当たり、足りないパッケージに対して警告が出るので、apt-getなどでインストール、再度bodhibuilderをインストールすることになる。Linux Mint 17.3 MATEの場合、下記スクリプトで追加した。
sudo apt-get install --yes squashfs-tools
sudo apt-get install --yes casper
sudo apt-get install --yes libdebian-installer4
sudo apt-get install --yes ubiquity-frontend-debconf
sudo apt-get install --yes discover
sudo apt-get install --yes python-vte
sudo apt-get install --yes plymouth-x11
sudo apt-get install --yes xresprobe
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ubuntu-mate-15.10-desktop-amd64.iso では、xresprobe がsynapticで手に入らなかったので、別途 google で検索してインストールした。
xresprobe_0.4.24ubuntu9_amd64.deb
さらに、パッケージ isolinux も足りないようだ。
出来上がったisoも起動できない。もう少し試行錯誤必要。
(追記)後日、バックアップに成功。別記事にした。(リンク)
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