土曜日, 9月 02, 2017

Skagen J351 メッシュベルトに交換

遺品となったSkagen J351

10年ほど前,母親が亡くなり,それから数年後,父親も亡くなった。
空き家となる母屋から,金目のもの,というつもりはなかったけど,残しておいても良さそうなものは持ち帰った。Skagenは,そんな荷物の中のひとつだった。
何年も一緒に住んでいないので,母が買ったのか,父なのか,どんないきさつで買って,どう使っていたのか,もう今となってはわからない。母親はともかく,オシャレに気を使うような父親ではなかったのに。
いや,私も,最近まで,Skagenの腕時計であることすら知らなかった。

自分が腕時計を物色し,最終的にBeringを選んだあと,ふっと思い出したのだ。「そういえば遺品の腕時計があったなぁ。」
引っ張り出してみてびっくり。Skagenだったとは。

供養のかわり,という訳でもないが,残された私が使ってやろう,と考えた。

J351XLSLB1と書いてある。webで調べた。日本限定モデルのようだ。黒の革ベルト。メッシュベルトの方が好みなのに…(親不孝な私)

写真はwebから拾い物です。これの黒い方です。
 

電池を交換して,半日付けてみたシワシワの革ベルトが,すごく気になる。 はっきり言ってイヤだ。 職場で,来客があったのだが,思わず,接客前に,Beringに付け替えた。

劣化が激しい革ベルトをなんとかしなくては。とりあえず革クリームを塗って見る。うーん,まったく改善しない。

Beringをつけていて,メッシュベルトが気に入っていたので,これもメッシュベルトへの交換を試みる。

Beringを買ったお店に相談した。
  • メーカーから部品だけの供給は受けてもらえない。修理扱いで送って,もとの革ベルトに交換してもらうしかない。
  • 費用は約8,000円。

オリジナルが15,000円ぐらいなので,しかも革ベルトへの交換に8,000円はないわ。。。

社外品に交換した,という記事を見つける。


これは奥の手として取っておこう。さらにメッシュベルトを探す。そしてついに見つける。



おお,正解っぽい! 日本円換算で5,000円弱。えい,買ってみよう!

PayPalに登録。そのアカウントを示すと,あっさり購入できてしまう。
購入時,発送方法がそれなりに選べる。安価で,Trackingサービスがついた国際郵便を選ぶ。600円ぐらい。
ほどなく,発送連絡と,追跡番号がメールで送られてきた。ドキドキ。

しかし,日本の宅配便の速さを知ってしまうと,びっくりするぐらい遅い。日本時間の金曜日に購入手続きをして,すぐに発送してくれたみたいなんだけど,土日は完全にオランダから動いていないようだ。さらに1週間が過ぎ,少しずつStatusが変化,ついに日本郵便のTrackingにも現れるようになった。
アムステルダムから神奈川に送られた。そこで税関手続きをされた模様。ようやく近くの郵便局に配達された。ここまで11日。ええ,待てずに,郵便局に取りに行きました。

来た! 交換用工具もついている。これはネジ止め式なんですけどね。

心配していたネジピッチも,ピッタリ正確。オリジナルが20mm幅,このメッシュベルトは18mm幅で,やはり少し狭いですね。

慎重に交換作業を行います。

使わずにすみましたが,交換用のネジも付属しています。すばらしい。

完成した!

ストラップの幅が少し狭い件,気になる人はいると思うけど,私には許容範囲だな。自分で使うときは,斜めに見ていることが多くて,そのときは全く気にならない。

オリジナルは35.5gということだが,メッシュベルト交換後は60g強に。でも,併用しているBering67gなので,全く気にならない。むしろ,明確に軽く感じる。

Beringと使い分けている。Beringはお仕事でもプライベートでも万能。このSkagenはお仕事専用で,出勤前の気分でどちらかを持って行っている。

Beringよりも,針は見やすい。横から見ると白いけど,上から見ると黒く見える,不思議な針。

そして何より,メッシュベルトにしたことで,汗が全く気にならない。すごく使いやすい。

残念なのは,日付が小さくて細過ぎて,老眼が進んだ目では見えない。

表面のミネラルクリスタルガラスは,軽く湾曲している。フラットなBeringよりも,優しい印象になっている。

親の遺品なんだけど,メッシュベルトにしたことで,「自分が引き継いだ」ということを感じながら使っている。大げさだけど,そんな気分。

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